MOKURI project

MOKURI Project概要

『MOKURI project』（モクリプロジェクト）は、VRを起点に生まれたキャラクター「モクリ」を中心とした、多彩なメディア展開を目指すプロジェクトです。このプロジェクトは2018年に、VR法人HIKKYのアートディレクターさわえみかによる企画原案と、漫画家つくしあきひとによるキャラクター原案によって立ち上げられました。初めに、アバターとして使用できる3Dモデル「レッサーモクリ」が発表され、それに続いてプロジェクトが発展していきました。

2019年からは、福原慶匡が統括プロデューサーとして参加し、「Root Studio」を設立、アニメーション制作に向けた取り組みがスタートしました。彼は、製作委員会形式に依存せず、「アニメ制作の新しい形」を構築することを目指しています。また、クラウドファンディングを通じて支援を募り、支援者からのアイデアや意見をもとに「皆で創るアニメ作品」として挑戦を続けています。

物語の背景とキャラクターたち

『MOKURI』の物語は、ある目的のために世界を旅する二人、獣人の「モクリ」と不思議な生き物「ノイノイ」を中心に展開します。モクリは人見知りながらもモノづくりが大好きなキャラクターで、彼の住処はノイノイの背中にある住居兼工房。独特な趣味として昆虫を食べる癖があります。一方のノイノイは、巨大な白い生き物で、モクリが気球を装着して飛行することが可能になっています。

他にも、旅先で出会う仲間たちが登場します。記者のペチカ、弦楽器の演奏者ヘッジ、および笛の演奏者フューラなど、多彩なキャラクターたちがモクリたちの旅を彩ります。また、漁師のシュラムや皇帝グラヴ、さらには謎多き「錬成将軍ダオタオ」も物語に深みを与えています。

アニメとメディア展開

2020年4月には、ショートフィルム「MOKURI」が公開され、続いて2023年にはアニメ化を目指した企画が進行中ですが、具体的な公開日については未定です。また、Webアニメとして『MOKURI』ショートフィルムがYouTubeで配信されており、視聴者はこの作品の魅力をオンラインでも楽しむことができます。

さらに、2021年には広報用TwitterでMOKURIの漫画『MOKURI〜ア・ピアチュール音楽祭〜』が公開され、ボイスコミックとしてYouTubeでもお楽しみいただけます。他のエピソードも予定されていたものの公開は未定となっています。

イベントとアプリ展開

『MOKURI project』は、2020年からHIKKY主催のバーチャルマーケットに出展し、さまざまなイベントでその存在をアピールしています。また、ComicVket、MusicVket、VketMallといった他のイベントにも参加しています。さらに、アプリやLINEスタンプ「もくもくモクリすたんぷ」など、多彩なメディア展開により、ファンとの繋がりを深めています。

このように、MOKURIプロジェクトは、魅力的なキャラクターたちと多様なメディアを通じて、世界中のファンと一緒に物語を紡ぐ新たなアプローチに挑戦しています。

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